ボールトのブラームス交響曲全集・旧録音
今日は、「ブラームス交響曲全集」ボールトの旧録音を聴き通した。
最近CD化されたシューマン交響曲全集も評判になっているが、こちらは輪をかけて凄い。
噎せ返るような弦の響きがブラームスの哀愁を遺憾なく伝えてくれる。
以下、このレコードを手に入れたばかりの頃、古いブログに書いた記事を再掲しておこう。
なお、写真左は、アルバムではなく、小冊子の表紙である。

ブラームス交響曲全集
サー・エイドリアン・ボールト指揮 ロンドン・プロムナード・オーケストラ
米WESTMINSTER WL4001 (1954 mono)
これはボールト卿の有名なEMIへのステレオ録音ではなく、ウエストミンスター(ニクサ)に入れた1954年のモノーラル録音である。オーケストラは、契約の都合による偽りの名称で手兵ロンドン・フィルである。
あまりの素晴らしさに昨日のうちに、「第1」「第3」「第4」を一気に聴いてしまい、今朝は、早起きしたついでに、「第2」を聴いたところ。
ステレオ盤も捨てがたいが、私は断然モノーラル盤に惹かれてしまった。第一に、演奏が引き締まっていること。サウンドも造型もキリリと締まっていて、その緊張感がたまらない。また、オーケストラの音色が古風なのも良いなあ。ブラームスの内向的で、しかも充実したオーケストレーションにマッチしていて、得も言われぬ芳香を醸し出す。
ボールトにはピンとこない、という方にも、是非聴いていただきたい全集だが、ボールト・ファンの私ですら、やっと出会った盤であり、難しいだろうなあ。一日も早くCD化して貰いたいものだ。(2007.5.11記 若干改訂)

最近CD化されたシューマン交響曲全集も評判になっているが、こちらは輪をかけて凄い。
噎せ返るような弦の響きがブラームスの哀愁を遺憾なく伝えてくれる。
以下、このレコードを手に入れたばかりの頃、古いブログに書いた記事を再掲しておこう。
なお、写真左は、アルバムではなく、小冊子の表紙である。


ブラームス交響曲全集
サー・エイドリアン・ボールト指揮 ロンドン・プロムナード・オーケストラ
米WESTMINSTER WL4001 (1954 mono)
これはボールト卿の有名なEMIへのステレオ録音ではなく、ウエストミンスター(ニクサ)に入れた1954年のモノーラル録音である。オーケストラは、契約の都合による偽りの名称で手兵ロンドン・フィルである。
あまりの素晴らしさに昨日のうちに、「第1」「第3」「第4」を一気に聴いてしまい、今朝は、早起きしたついでに、「第2」を聴いたところ。
ステレオ盤も捨てがたいが、私は断然モノーラル盤に惹かれてしまった。第一に、演奏が引き締まっていること。サウンドも造型もキリリと締まっていて、その緊張感がたまらない。また、オーケストラの音色が古風なのも良いなあ。ブラームスの内向的で、しかも充実したオーケストレーションにマッチしていて、得も言われぬ芳香を醸し出す。
ボールトにはピンとこない、という方にも、是非聴いていただきたい全集だが、ボールト・ファンの私ですら、やっと出会った盤であり、難しいだろうなあ。一日も早くCD化して貰いたいものだ。(2007.5.11記 若干改訂)

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